口臭の原因になる逆流性食道炎の治療と生活習慣の注意点

口臭の原因になる逆流性食道炎の治療と生活習慣の注意点 
逆流性食道炎は「胃酸が食道へ上がってきてしまい、食道の粘膜に炎症を起こす症状」とされています。この炎症が重症化すると、ひどい匂いが喉へ上がってきて口臭となってしまうことがあります。

 

大抵の人は消化器系内科の医師に診察してもらい、処方された薬を飲むことで症状は一時的に改善します。

 

とはいえ、根本的な問題点を解決しないと同じ症状が繰り返し起こり、ひどい口臭もなくならない可能性があるのです。

 

治療を受ける前にチェックしておくべきポイントは「生活習慣」です。

 

逆流性食道炎が起こるのは、食道と胃をつないでいる部分にある「下部食道括約筋(LES)」に問題があります。このLESは弁の働きをしており、摂取した食事が一方通行になるようコントロールしています。

 

とはいえ、栄養バランスの悪い食生活をしていると、ホルモンバランスの乱れなどからこの弁が開きっぱなしになってしまい、結果として胃酸が逆流してしまうのです。

 

ですから、食事の内容を見直して改善の余地がないかどうか確認するのはとても大切です。

 

お酒や辛い物を大量に摂取すると、胃酸の分泌量が多くなるため、食道へ逆流するリスクも高くなります。

 

また、脂っこい食事も胃酸過多の原因となります。「忙しく働いているため食事はいつもファストフードなどで済ませている」という男性は、逆流性食道炎になることが多いとされています。

 

外食が多い人は、揚げ物などの高カロリーメニューを控え、野菜や魚を中心としたヘルシーな献立を選ぶようにしましょう。

 

また、ドカ食いをすると、胃にかかる負担が多くなって胃酸の分泌量が一気に増えてしまうので、リスクを下げるためにも食事はゆっくりと取るようにしましょう。

 

デスクワークをしている人は、座っている姿勢に注意しましょう。

 

猫背になっていると、食事が食道から胃へスムーズに落ちていかなくなるため、LESが常時開いた状態になってしまう可能性があります。

 

ですから、背筋をぴんと伸ばした状態で腰掛けるように心がけましょう。

 

また、食後に少しウォーキングなどをして体を動かすことにより、消化器官の働きが活発になって、胃酸が逆流するリスクを軽減することができます。

 

眠る時にも姿勢に注意しましょう。頭が体よりも低い場所にあると、必然的に食道も低い位置に来てしまうので、逆流性食道炎が起きやすくなります。

 

ですから、少し高めの枕を準備して、食道が常に胃よりも高い位置にとどまるようにしておきましょう。

 

こ日常生活の中でこうした努力を払うことにより、逆流性食道炎のリスクは低くなり、結果として口臭も抑えることができるのです。

 

 

 口臭の原因になる逆流性食道炎の基本的な治療方針とは

口臭の原因になる逆流性食道炎の基本的な治療方針とは 
「食事をする度に胸やけがしてむかむかする」という人は食道や胃に何らかのトラブルを抱えています。

 

もし胸やけの原因が逆流性食道炎である場合、潰瘍などのリスクを下げるためにも迅速な対処が必要となります。で

 

すから、「むかむかが長期間取れない」という人はすぐに内科医の診断を受けて、症状の確認および対処法を教えてもらう必要があるでしょう。

 

では、逆流性食道炎の患者に対する医師の基本的な治療方針とはどのようなものでしょうか。

 

1つ目は「本当に逆流性食道炎か確認する」というものです。

 

胸やけが起こる原因にはさまざまなものがあります。

 

食道や胃に炎症や潰瘍ができている場合でも、強い胸やけが起きることがあります。

 

ですから、医師は最初に細かい問診を行います。「胸やけがするのは食後だけか」「強い口臭がしていないか」「吐き気や頭痛など他の自覚症状はないか」といった点を確認した上で病状の判断を行います。

 

もしはっきりと分からない場合は、内視鏡によるチェックを行います。

 

これにより、下部食道括約筋が開きっぱなしになっているかを目視して確認することができます。

 

同時に、腫瘍や潰瘍などができていないかもチェックできるので大変有用です。

 

胸やけの原因が胃酸の逆流によるものであると確証されたら、「食事療法による改善」へと移行します。

 

もちろん、胃酸過多を抑える薬や、食道の粘膜を保護する薬剤を処方するとはいえ、大抵のケースでは再発を防ぐために食生活に関する指導を行う必要があります。

 

動物性タンパク質や炭水化物の過剰摂取は、胃酸の分泌量を増加させて食道の炎症を悪化させてしまいます。

 

また、アルコールや喫煙も下部食道括約筋の働きを低下させることが分かっています。

 

加えて、食後すぐに横にならないことや食事の量を腹八分目にすることなど、食事の内容以外にも指導を行います。

 

内服薬と食事療法でも症状の改善が見られない場合は「外科的処置」を取ることになります。

 

具体的には、下部食道括約筋に胃の上部を引き上げて合わせることにより、一方通行用の弁を再構築するというものです。

 

とはいえ、この手術は体にかかる負担が大きいので、大抵は投薬による継続的な治療が選ばれています。

 

逆流性食道炎は放置すると食道がんを引き起こす恐れのある危険な症状です。

 

とはいえ、初期の段階で治療を行うことでそのリスクはほとんどなくなります。

 

ですから、胸やけや口臭などの不快な症状に気付いたら、すぐに医師へ相談するようにしましょう。

 

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