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セルフケアとプロケアの違い〜両方が必要な理由を歯科医師が解説

お口の健康を守る「セルフケア」と「プロケア」

毎日の歯磨きをしっかりしているのに、むし歯や歯周病になってしまった・・・そんな経験はありませんか?

実は、お口の健康を守るためには、ご自宅での「セルフケア」と歯科医院で受ける「プロケア」の両方が欠かせません。どちらか一方だけでは、お口の健康を維持することは難しいのです。

青梅市のプラム歯科では、むし歯や歯周病を未然に防ぐための予防歯科に力を入れています。今回は、セルフケアとプロケアの違いと、なぜ両方が必要なのかについて詳しく解説します。

セルフケアとは?毎日の積み重ねが鍵

セルフケアとは、ご自宅で行う日々の口腔ケアのことです。

歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシの使用など、毎日の習慣として行うケアがセルフケアに含まれます。どんなに歯科医院で定期的にクリーニングを受けても、月に1回程度では十分とは言えません。残りの約30日間は、ご自身でお口を守る必要があるのです。

セルフケアの主な内容

歯磨きは、セルフケアの基本中の基本です。毎食後に歯を磨くことで、食べかすや歯垢(プラーク)を取り除くことができます。

しかし、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは約60%しか落とせません。

そこで活躍するのがデンタルフロス歯間ブラシです。これらを併用することで、歯垢除去率が1.5倍に向上します。歯並びやお口の大きさに合わせて、適切な道具を選ぶことも大切なセルフケアの一部です。

また、食生活の見直しもセルフケアに含まれます。間食や甘い飲み物をダラダラと摂り続けると、お口の中が酸性に傾き、むし歯のリスクが高まります。時間を決めて食事をとり、食後には歯を磨く習慣を身につけましょう。

セルフケアの限界

どんなに丁寧に歯磨きをしても、完全に汚れを落とすことは困難です。

日常生活を送るだけで、細菌の塊が膜をつくる「バイオフィルム」が形成されます。バイオフィルムは歯ブラシでは除去しづらく、放置すると歯石へと変化してしまいます。歯石になると、ご自宅でのケアでは取り除けなくなるのです。

プロケアとは?専門家による徹底クリーニング

プロケアとは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行う専門的なケアのことです。

セルフケアでは落としきれない汚れや歯石を、専用の器具を使って徹底的に除去します。プロケアは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、早期発見にもつながる重要な取り組みです。

プロケアの主な内容

口腔内検査では、歯や歯ぐきの状態を詳しくチェックします。むし歯や歯周病の有無、お口の中の細菌数なども計測し、現在の状態を正確に把握します。

スケーリングは、スケーラーという専用器具を使って歯石を除去する処置です。歯石は細菌の温床となり、歯周病の原因となるため、定期的な除去が必要です。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、普段の歯磨きでは落とせない歯垢やバイオフィルムを、専用機器で取り除く歯の清掃です。歯を削ることなく、ツルツルした歯になり、爽快感を味わえるのがメリットです。

フッ素塗布は、高濃度のフッ素を歯に塗布するむし歯予防処置です。フッ素は歯の質を強化し、プラークが付着するのを予防する効果があります。

ブラッシング指導では、一人ひとりのお口の状態に合ったセルフケア方法を指導します。歯並びや磨き残しの傾向に合わせて、効果的な磨き方をお伝えします。

プロケアの頻度

プロケアは、一般的に3〜6か月に1回の頻度で受けることが推奨されています。

お口の状態や歯石の付きやすさ、生活習慣によって適切な間隔は異なります。プラム歯科では、患者さんお一人お一人に合わせたメンテナンス計画をご提案しています。

セルフケアとプロケアの違い

セルフケアとプロケアの最も大きな違いは、「目的」と「除去できる汚れの種類」です。

目的の違い

セルフケアの目的は、歯垢(プラーク)の除去です。毎日の歯磨きで食べかすやプラークを取り除き、細菌の増殖を防ぎます。

一方、プロケアの目的は、バイオフィルムや歯石の除去です。セルフケアでは落としきれない頑固な汚れを、専門的な技術と器具で徹底的に取り除きます。

除去できる汚れの違い

セルフケアで除去できるのは、主に食べかすと軟らかい歯垢です。歯ブラシやデンタルフロスを使って、日々の汚れを落とします。

プロケアで除去できるのは、バイオフィルム、歯石、着色汚れです。これらはセルフケアでは取り除けない、専門的な処置が必要な汚れです。

頻度の違い

セルフケアは毎日行うものです。朝・昼・晩の食後に歯を磨き、就寝前にはデンタルフロスを使うなど、日々の習慣として継続します。

プロケアは数か月に1回行うものです。定期的に歯科医院を受診し、専門家によるチェックとクリーニングを受けます。

なぜ両方が必要なのか?

セルフケアとプロケアは、どちらか一方だけでは不十分です。

両方を組み合わせることで、初めて効果的な予防が実現します。その理由を詳しく見ていきましょう。

セルフケアだけでは限界がある

どんなに丁寧に歯を磨いても、磨き残しは必ず発生します。

特に奥歯の裏側や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などは、セルフケアだけでは完全に清潔に保つことが難しい部分です。こうした磨き残しが蓄積すると、バイオフィルムや歯石が形成され、むし歯や歯周病のリスクが高まります。

プロケアだけでは不十分

プロケアは数か月に1回の頻度で行われます。

仮に3か月に1回のペースでクリーニングを受けたとしても、残りの約90日間はご自身でお口を守る必要があります。プロケアだけに頼っていては、日々発生する汚れに対応できず、お口の健康を維持することはできません。

両方を組み合わせることで得られる効果

セルフケアで日々の汚れを落とし、プロケアで蓄積した頑固な汚れを除去する・・・この両輪が揃って初めて、お口の健康を長期的に維持できます。

定期的なプロケアを受けることで、セルフケアの効果も高まります。歯科衛生士から正しいブラッシング方法を学び、自分のお口に合った道具を選ぶことで、日々のケアの質が向上するのです。

また、プロケアでは早期発見・早期治療も可能です。小さなむし歯や歯周病の初期症状を見つけることで、大がかりな治療を避けることができます。

年齢別のセルフケアとプロケアのポイント

お口のケアは、年齢によって適切な方法が異なります。

ここでは、年齢別のセルフケアとプロケアのポイントをご紹介します。

0〜1歳のケア

歯が生え始める生後6か月頃から、ガーゼで歯を拭く習慣を始めましょう。お口の中を触られることに慣れてもらうことが大切です。

歯がある程度生えてきたら、小さなワンタフトブラシで磨いてあげてください。うがいが難しい時期なので、歯磨き粉は使用しなくても大丈夫です。

歯が生えてきたタイミングで、歯科医院デビューをしましょう。早いうちから歯科医院に慣れておくことで、将来の治療もスムーズになります。

2〜3歳のケア

歯磨きに慣れてきたら、フッ素入りの歯磨き粉を使い始めましょう。うがいが難しければ、ジェルタイプの歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

おやつなどの間食は、時間を決めて与えることが大切です。ダラダラ食べは、むし歯のリスクを高めます。

4〜12歳のケア

自分で歯磨きをしたがる年齢ですが、まだ完全には磨けません。

お子さん自身が歯磨きをした後、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげましょう。乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、特にむし歯になりやすいため注意が必要です。

歯科医院では、定期的なフッ素塗布やシーラント(奥歯の溝を樹脂で埋める処置)を受けることをおすすめします。

13〜18歳のケア

仕上げ磨きを卒業し、自分だけで磨くようになります。

思春期はホルモンバランスの変化により、歯肉炎が起きやすい時期です。デンタルフロスの使用を習慣化し、しっかりとしたケアを心がけましょう。

成人のケア

80歳まで健康な歯を20本維持できている人の割合は51.2%です。

20歳を越えると、むし歯予防だけでなく、歯周病予防のための歯磨きが重要になります。歯科医院でブラッシング指導を受け、3か月に一度の定期検診を継続しましょう。

プラム歯科の予防歯科への取り組み

青梅市のプラム歯科では、「むし歯になってから治す歯医者」ではなく、「むし歯や歯周病を未然に防ぐ歯医者」を目指しています。

当院では、患者さんお一人お一人のお口の状態や生活習慣に合わせた、オーダーメイドの予防プランをご提案しています。歯石の付きやすさや歯のクリーニングの頻度、定期検診の間隔なども、丁寧にご説明します。

また、歯の黄ばみや着色、知覚過敏、歯ぎしり・食いしばり、口臭、噛み合わせの乱れなど、日常生活で気になる症状についても、一般歯科の範囲で相談できます。「どの診療科を受診すれば良いかわからない」という方でも、お気軽にご相談ください。

お子さんの虫歯予防では、おやつの取り方や仕上げ磨きのポイント、フッ素の効果なども含め、家庭でのセルフケアと歯科医院でのプロケアの両立を推奨しています。

高齢の方には、入れ歯の種類や噛み合わせ、口腔機能の維持についても分かりやすく説明し、生涯にわたる口腔健康のサポートを行っています。

青梅市・河辺駅・小作駅周辺で、予防意識の高い歯科医院をお探しの方は、ぜひプラム歯科にご相談ください。

まとめ

セルフケアとプロケアは、お口の健康を守るための両輪です。

毎日のセルフケアで日々の汚れを落とし、定期的なプロケアで蓄積した頑固な汚れを除去する・・・この両方を組み合わせることで、むし歯や歯周病を効果的に予防できます。

どちらか一方だけでは不十分であり、両方を継続することが大切です。正しいセルフケアの方法を身につけ、定期的に歯科医院でプロケアを受けることで、生涯にわたって健康な歯を維持しましょう。

プラム歯科では、皆さまのお口の健康を守るために、セルフケアとプロケアの両面からサポートしています。予防歯科に関するご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

プラム歯科

東京都青梅市藤橋

青梅市・河辺駅・小作駅周辺で予防歯科をお探しの方は、ぜひご来院ください。

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毎日のセルフケアに加え、専門的なクリーニングが重要です。初診ではお口の状態を丁寧に確認します。

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磨き残しの確認やブラッシング方法のアドバイスも行っています。

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著者情報

プラム歯科 院長 小澤 智宣

青梅市出身。地元に貢献したいという想いから青梅市にてプラム歯科を開院。小作駅・河辺駅から通院しやすい物見塚通りに位置し、駐車場・キッズスペースを完備。車いすやベビーカーでも通院しやすい設計で、小さなお子様からご年配の方まで幅広い世代の診療に対応している。
診療では「正確な診断」「できるだけ痛みを抑える」「なるべく削らない・抜かない治療」を重視し、歯科治療に不安を感じる方でも安心して通える環境づくりに努めている。地域の皆さまのお口の健康を守ることを使命とし、予防歯科から専門的治療まで幅広く提供している。

経歴

  • 平成17年 明海大学歯学部歯学科 卒業

  • 平成21年 明海大学大学院 歯学研究科 博士課程 修了

  • 平成21年 明海大学歯学部 病態診断学講座 歯科放射線学分野 助教

  • 平成26年 アメリカ合衆国 ワシントン大学 歯学部 歯科放射線学分野 客員研究員

  • 平成27年 明海大学歯学部 病態診断学講座 歯科放射線学分野 講師

  • 令和2年 青梅市にてプラム歯科 開院

資格・役職

  • 歯学博士

  • 明海大学歯学部 非常勤講師

  • 歯科医師臨床研修指導歯科医師

  • 学校歯科医

  • 警察歯科医

所属学会

  • 日本歯科保存学会

  • 日本口腔診断学会

  • 日本歯科放射線学会

  • 日本歯科医学教育学会

  • ジャパンオーラルヘルス学会

  • 日本学校歯科医会